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ごあいさつ

日本CSO*1協会は、医薬品・ヘルスケア産業のアウトソーシングパートナーとして、医薬品等のマーケティング・販売における革新的で高品質なソリューションの提供と、CSO産業の健全な発展を通じて、“良質で効率的な医療・ヘルスケア” と “健やかな未来”への貢献を目指すCSO企業の団体として、2011年6月に設立されました。

1998年に日本で初めてCSO・コントラクトMR事業がスタートしてから四半世紀を超え、この間にCSO業界は大きく成長することができました。
この成長を支えていただいた皆様に感謝申し上げます。

現在、CSO業界では従来からのコントラクトMRに留まらず、MSL*2やエデュケーショナル・ナース*3の専門職や、フィールドマーケター、トレーナー、地域包括ケアシステムの推進を支援する職種など、多様な担い手が活躍するようになっています。また、人財派遣モデルだけでなく、特定の製品や疾患領域、エリア等を包括的に受託するCSOマネジメント型モデルをはじめとして、CSO独自のノウハウを活用し、営業・マーケティングからメディカル領域にわたる幅広いサービスが展開されています。
このようにCSOの「役割の深化・拡大」と「フレキシブルリソース」としての戦略的活用が進展したことで、日本でも欧米並のアウトソーシング率(10%超)へ近付いています。

昨年度実施した実態調査によると、2023年10月時点のコントラクト人財*4の稼動人数は4,089人に増加し、全MR数と比較したアウトソーシング率は過去最高を更新、初の8%台に達しました。また、CSO活用企業数も、製薬業界から医療機器等の企業や医療機関(病医院・薬局)など、広くヘルスケア業界へと市場のすそ野が継続して拡大したことで、過去最多の185社となりました。

“不確実性”への対応が重要性を増し、変化し続ける医療・ヘルスケア業界においてCSOが「変革実行パートナー」として真価を発揮すべく、日本CSO協会は、CSOとコントラクト人財のさらなる価値向上に邁進し、“患者中心の医療・ヘルスケア実現”に貢献してまいります。

2024年5月 日本CSO協会
会長 昌原 清植


*1. Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関
*2. Medical Science Liaison:疾患領域やその研究において指導的立場である医科学専門家に対し、医学的・科学的見地から情報活動を推進
*3. 臨床経験のある看護師が、患者ケアの促進等を通じて医療アウトカム向上を支援
*4. MR業務に従事する者のほか、医療機器担当者やMSL、エデュケーショナル・ナース等を含む