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Vol.27:人事・教育運営委員会教育講演会を開催

2015年8月20日(木)日本CSO協会 人事・教育運営委員会主催で、「メンタルヘルス講座-『新型うつ病』と対応-」の講演会を実施いたしました。

最近、若年層を中心に「新型うつ」「現代型うつ」が問題となっています。これらは、正式な病名ではなく、いわゆるマスコミ用語ではありますが、業種を問わず認められており、正しい理解と対応を学ぶ必要があります。そこで、「メンタルヘルスケア」の一環として、医療法人社団 弘冨会 神田東クリニック/MPSセンター 推進部 マネージャー 佐倉 健史様(臨床心理士)を講師にお迎えして、加盟各社のメンタルヘルスケアに係る人事担当者、教育研修担当者を中心にラインマネージャーを含めて約30名が受講いたしました。

川﨑理事

日本CSO協会の川﨑理事より、開会にあたって、人材育成の観点及びメンタルダウンによる人材の損失を防ぐ視点で、メンタルヘルスケアへの取り組みを継続的に行うことへの期待がありました。

佐倉様より、従来の「うつ病」との比較、事例を通じて多面的なものの見方、うつ反応の初期症状・要注意となった状態を含め、基本的な初期対応と人材教育的視点からの係りについて学びました。

なお、佐倉様のご講演要旨は下記のとおりです。
「いわゆる『新型うつ病』は、本当に病気なのか、単なるサボリとか性格的な問題なのか判断に迷うことが多く、いかにも『新型うつ病』のように見えても、実際は従来型のうつ病、発達障害、パーソナリティ障害などが背景に隠れている例もあり、適切な診断と治療、対処が必要な場合があります。場合によっては、企業側の適正な人材教育的な対処として、成長の機会を与えた指導、スキル不足に対する指導、キャリアの再考、適正配置も必要と思われます。疾病性と事例性の2つの軸による枠組みを理解することと、若年層の意識、仕事に取り組む姿勢、強みも含めて理解し、成長させるために、①仕事の意義を伝える②仕事の見通しを伝える③根拠のある自信をつけさせる(褒める)ことも必要です。」

佐倉氏

ご講演終了後も質疑に対して丁寧なご対応をいただきました佐倉様に改めて感謝申し上げます。日本CSO協会 人事・教育運営委員会は、今後も「働きやすい職場」の構築に一層の努力を図るために、会員各社の人材育成につながる講演会、勉強会を継続していきます。

講演会の様子

(文責:日本CSO協会 人事・教育運営委員会)

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