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Vol.26:2014年度CSO年次報告「わが国のCSO事業に関する実態調査」を発表

製薬大手企業から波及的に拡がるCSO活用規模の大型化と、市場の裾野の拡大が成長ドライバーに

日本CSO協会は4月10日、都内で2014年度活動報告会を実施。2014年度の国内市場の実態調査を発表しました。

コントラクトMR(CMR)数は、14年には前年比16.8%増となる4,148人へ増加。年率平均18.6%の伸びで、全MRに占める割合も6.3%へ拡大していることが明らかとなりました。
(2014年10月1日時点、加盟9社によるアンケート調査)

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準大手を中心とした戦略活用と、市場の裾野拡大が進展

こうしたCSO成長の要因として、「準大手での導入」と「大手における戦略的・機動的な活用」の2点があげられます。

活用企業数ですが、当初より積極的にCSOを活用してきた製薬大手企業を中心に、1社あたりの平均活用人数が増加。MR数1,500人以上の企業群で130名を超えたのに続き、1,000~1,499人の企業群でも130名を突破。製品のライフサイクルや、営業戦略の見直し等に応じて、柔軟かつダイナミックにCSOを活用する戦略的な使い方が浸透し、「大規模活用」の動きが大手から波及していることが示されました。

一方、市場の裾野の拡大においては、2009年から2014年にかけて、500人未満の企業群でCSO活用企業数が24社から51社に急増。昨年に続き市場の拡大が続いています。

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製薬企業を取り巻く環境変化のなか、多様なサービスが拡がる

コントラクトMRを活用する目的のトップは「主力製品強化(61.7%)」「欠員補充」、次いで「新薬上市」の順となりました。

昨年と比較すると「欠員補充」「エリア強化」「長期収載品強化」の比率が延びている。特に「欠員補充」は昨年(29.3%)であったのが「50%」に大幅な拡大となった。

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循環器・高脂血症領域が過半数、次いで糖尿病、中枢神経系

一方、活用領域のトップ3は、「循環器・脂質異常症」「糖尿病」「呼吸器」で、前年まで上位3領域の「消化器」が4位に後退した。

CSO市場全体の年平均成長率(18.6%)を上回る成長率を示したのは、「ワクチン」「がん」「骨・関節」「消化器」「糖尿病」で、新薬上市が続く「糖尿病」では2.5ポイント増加し35.7%となっています。

新薬上市があるかどうかで、シェアが大きく変わっており、CSOが新薬投入時に活用が見込まれています。

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共通指針のもと質向上とサービス開発を加速し、2015年に5,000名

報告会終了後の記者会見で清水昇会長は、「2015年コントラクトMR5000人」が視野に入ったとし、新たな見通しを発表しました。
実施された調査時点で4600人を超えてきています。それは、「大型の新薬発売」「外資系製薬メーカー」「後発医薬品メーカー」からCSOへの委託が増加しているからといえます。実態調査から製薬企業の活用で最も多いのは「欠員補充」(61.7%)という調査結果となり、MRの増員は欠かせない状況となっています。

記者会見の様子

記者会見の様子

 

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