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Vol.39:「トップが語る」
- 第5回 エムスリーマーケティング株式会社 代表取締役 増田 英宣 氏 ―

日本CSO協会のホームページにご来訪いただきありがとうございます。
エムスリーマーケティング株式会社の増田と申します。

私は他のCSO会員企業のトップの方々とは違い、製薬企業での勤務経験はありませんし、MRの経験もないのですが、縁あって弊社の代表を務めております。ですので、少し違った角度からCSOの役割について考えてみたいと思います。

約2年前に代表に就任してすぐに現場の状況を知りたいと思い、弊社で働く何人かのMRさんの活動に1日同行をいたしました。実は約20年前に新卒で就職したあるコンサルティング会社のプロジェクトで、同じようにクライアント様のMRさんの1日同行をしたのですが、やっていることが20年前とほとんど変わっていませんでした。もちろん、MRさんのお仕事は日中のドクター訪問時だけですべてを語れることではないと思います。事務所に帰ってからの活動や勤務時間外の自己研さんなどは私にはよく見えていないかもしれません。ただ、少なくとも表面的にはMRさんの活動に大きな変化が無かったことが私には衝撃的でした。

増田代表取締役

増田代表取締役

一方、逆の観点からみればその分まだまだ「伸び白」がたくさんあるようにも思えます。本当に20年変化が無いのだとすると、変革には何らかのきっかけが必要になると思うのですが、CSOはそのきっかけになれると考えています。というのは、製薬企業では何十年も同じやり方で成功してきた方が要職を占めているので変革は自己否定にもつながりえる一方、CSOは良い意味で「外部」ですし元々異業種で働いていた方もたくさんいるからです。私としては、弊社の母体であるエムスリー株式会社がいわゆる「IT企業」に分類されるので、情報技術の活用をさらに進めてMRさんの働き方を変えていきたいと思っています。

ただし、何年経とうがMRとしての基本的な役割、つまり「医療従事者の方々に医薬品に関する適正な情報を伝え、患者さまのお役にたつ」ことは変わらないと思います。その変わってはいけないポイントは大事に、CSOという立場を活かしながらMRさんの働き方と役割をより良い方向に向けられるよう微力ながら努力して参ります。

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