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Vol.18:13年度CSO年次報告「わが国のCSO事業に関する実態調査」解説2

頼られる存在としてのCSO

前回に引き続き、「わが国のCSO事業に関する実態調査-2013年度-」から、CSO事業の現状について解説していきます。

CSO事業は日本に上陸して15年が経ち、医薬品業界の中に定着し、市民権を得ることができました。CSO活用の目的も、ビジネス立ち上げのころは中途採用の手段がメインでしたが、最近では製薬企業が戦略上必要な時に必要な量のMRを確保するため、その供給源として活用されることが多くなっています。

MR供給源としての機能に関し、量的な面だけでなく、質的な面でも製薬企業からの期待に応えられる体制が出来つつあることが今回の調査から分かります。

現在、コントラクトMRとしてプロジェクトを満了したのち、転籍せずCSOに留まり、新たなプロジェクトに従事するMRの数が増えてきています。その結果、CSOに所属するMRの年齢区分は今まで20代が最も多かったのですが、2013年度は30代が最も多い層になりました。20代で異業種からコントラクトMRとしてCSOに入社し、そのままキャリアを重ねていく人が増加しているのです。

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専門領域の人材

また、CSOに所属するMRのうち43.5%は中枢神経領域を経験、19.9%はがん領域を経験したことがあり、専門領域に対応出来る人材が豊富になっています。

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活用シーンに専門性が高い業務の広がり

CSOが活用されるシーンを見ると、「主力品強化」「新薬上市」「長期収載品強化」といった目的が上位を占めていますが、このところその比率を顕著に増やしているのが、「調剤薬局対応」「MSL(メディカルサイエンスリエゾン)」「エデュケーショナルナース」「流通対策」です。これらは他の活用方法に比べ絶対数では少ないですが、前年からの伸び率が突出しています。特に「MSL」や「エデュケーショナルナース」のような専門性が高い業務に関してもCSOが任されるようになってきているのです。
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