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Vol.2:MRの役割・活動が高度化するなか、豊富な知識やスキル、経験を有する即戦力として「経験MR」に対する期待高まる

医師が薬剤を新たに処方する際に最も影響を与えるのはやはり「MR」

MR認定センターなどが、MR100周年記念事業として実施した大規模「MR実態調査」では、接待の自主規制強化やインターネットの普及などが進む状況にあっても、MRの医師への影響度が依然として高いことが明らかに。同様に、薬剤師が、新薬の情報を得る際に最も取得する事が多い情報源も、「MR」が32.1%でトップとなりました。

一方、MR自身への調査では、医師に最も影響を与えると思うのは「同僚などの他の医師」という回答が最も多く、実際の影響度との認識差も見られています。
 
MRが医療の一翼を担うために必要な能力は「人柄や人間的信頼性」と「情報の中立性」

また、医師、薬剤師、MRそれぞれに、MRが医療の一翼を担うために必要な能力について質問したところ、順位はそれぞれ異なるものの、上位に選ばれた項目は「人柄、マナー、人間的な信頼性」「中立的に情報を提供」「迅速に対応できる」「自社医薬品の学術的な知識の広さ・深さ」の4項目で一致。

MRには単に知識の正確さだけでなく、医療関連情報を届ける上での信頼性が求められていることが伺われました。

今回の調査結果を受け、センターの小清水敏昌専務理事は、「医療関係者は概ねMRから必要な情報を得ていることが分かったが、批判的な意見も当然あり、各企業での教育あるいはMR自身の自覚・工夫が必要」と指摘しています
 
コントラクトMRに求められるもの?

このようにMR活動のあり方が問われるようになり、臨床的な専門能力や幅広い経験をもつ即戦力として、「経験MR」(製薬企業からの転職者)への需要が高まっています。

ここ数年は、異業種出身MRの台頭が目立っていますが、経験MRも年率13.1%増(2009年-2011年、日本CSO協会調べ)と、MR総数に比べ(前年度比4.3%増、2012年版MR白書)、依然高い伸びを示しています。

CSOでは現在、約1,300名の経験MRが稼働しており(2011年10月時点、日本CSO協会調べ)、毎年約250人がコントラクトMRとして新たなキャリアを踏み出しています。「領域専門MRとして、常に最先端の製品に携わりたい」「さまざまな疾患領域・製品を扱い、幅を広げたい」「どんな状況でも結果を出せるMRのプロを極めたい」「CSOならではのキャリアに挑戦したい」などなど、その理由は多種多様。

CSOの黎明期を支えてきた経験MRたち。CSOの戦略活用が本格化するなか、その活躍の場も大きく伸展しています。例えば、異業種出身MRとの混成チームでリーダー役を担ったり、疾患領域や病院、あるいはオーファンドラッグなど製品の専任チーム、さらにはPMS(市販後調査)やMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)など特定機能のスペシャリスト、最近ではマーケティングや学術要員といったニーズも聞かれるように。

高度・多様化する役割に対応できる経験MRのさらなる可能性が期待されます

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