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ケース11:【プロジェクトマネージャー編 PartⅠ】プロフェッショナル人材を育成し、より高い価値を提供していく


牧野 広 (Hiroshi Makino)
[プロフィール]
広告代理店営業企画を経て、自ら広告代理業を起業。主に飲料・自動車・石油メーカーからのイベントプロモーションの企画立案業務を請け負う。
アウトソーシングという事業形態の経営に携わった経験から、医薬品業界における新しいビジネスモデルに興味を持ち、CSOへ。異業種出身MRとして、外資企業プロジェクトでの大学・基幹病院を中心とした生物学的製剤を担当後、呼吸器領域製剤のプレマーケティング活動等に従事。リージョナルマネジャー、プロジェクトマネジャーを経て、現在はアソシエイトディレクターとして複数プロジェクトを統括。


戦略実行パートナーとして、お客様の課題やニーズを的確に捉え、ソリューションとなる具体的かつ有効な施策・実行プランを提案し、遂行する

プロジェクトマネジャーの役割は、お客様である製薬企業の戦略を実現するべく、共に課題を解決して成果を創り出し、成長をもたらすことです。

このため、お客様の本社から現場にわたる関係各所との調整・交渉を行って、両社の協業体制を築くとともに(クライアント・リレーションシップ・マネジメント)、使命達成に向けてプロジェクトメンバーをリード(MRマネジメント)することになります。

実際には、まずプロジェクト開始時において、お客様の本社と戦略やゴール、実行プランを共有したうえ、これを各現場の支店長や営業所長のニーズも踏まえながら、エリア毎に展開し、チームとしての成果達成を目指していきます。そして、本部との月次ベースのミーティングにより、計画の進捗状況を検証、新たな課題を洗い出し、対応策を協議のうえ、次の一手を講じていくというのが大きな流れです。

個の力を組織力に昇華させ、チーム全体で成果を最大化

チームメンバーであるMRに対しては、最初のマインドセッティングが非常に重要となります。プロジェクト全体の使命、各々が果たすべき役割を明確にし、今後のキャリアと紐づけて浸透させることで、メンバー自身のコミットメントを生み出すことを徹底しています。

私たちCSOには、特定の期間内に成果をあげることが求められますので、個々のやる気や能力を引き出して、高度人材に育成するのと同時に、個の力を組織力に昇華させるべく、ベストプラクティスをナレッジ化し、チーム全体で共有できるような仕組みや風土を構築したり、メンバー同士が互いに刺激し、高め合えるようなマネジメント手法も工夫する必要があります。

また、遠隔型のマネジメントスタイルで毎日直接顔を合わせるわけではありませんので、メールや電話、ウェブ会議等を有効に活用し、直接の面談や会議の際には、重要案件をその場で解決できるよう心掛けています。

これからのCSOサービスをリードできるプロフェッショナル人材を育成し、より高い価値を提供していく

こうした取り組みをひとつひとつ積み重ねてきた結果、当初は十数名の経験MRからスタートした循環器領域プロジェクトが、おかげさまで、一昨年には異業種出身MRによる大量増員となり、さらに昨年はがん領域や婦人科領域で新たに専門部隊が立ち上がるなど、量的な拡大に幅の拡がりも相まって、100名規模への大型化も視野に入ってまいりました。

製薬業界を取り巻く環境が大きく変化するなか、私たちCSOに対する期待も高まっております。次代のCSOを担えるプロフェッショナル人材を一人でも多く育成し、お客様により高い価値を提供して、中長期的なリレーションを形成し、信頼されるパートナーであり続けられるよう、メンバーと力を合わせて頑張っていきたいと考えています。

「人とサービスが共に成長できるCSO」を具現化し、医療の一端を担う一員として、医療向上、ひいては患者様に貢献することが私の目標です。

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