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ケース19:とんがった異業種MR 第3回(出身:広告業界 法人営業)

T.M.
[プロフィール]
大学卒業後フリーペーパーの広告営業に従事、営業部主任として顧客取引継続率2年間トップを獲得。この経験とスキルをより専門的な分野で活かしたいと思いCSO業界に転じる。現在、オンコロジー領域専任MRとして活躍中。


――現在の業務についてお聞かせください。

T.M.:新規クライアントにてオンコロジー領域専任MRとして活動を行っています。1県を1人で担当、大学病院・基幹病院・担当するがん種の専門病院を中心にMR業務を進め、主なタスクは、クライアント担当製品の市場拡大とオンコロジーブランドの浸透、クライアントのプライマリー領域担当者との連携による相乗効果、担当製品の未採用施設・低シェア施設の攻略です。これ以前には、オンコロジー領域の大規模プロジェクトに1年半在籍し契約を満了、最先端の分子標的治療薬を担当し、薬剤の適正使用の推進・副作用マネジメントの浸透を中心とした活動を行っていました。

――CSO業界への転職の決め手となったものは?

T.M.:大学卒業後、地域情報を中心としたコミュニティ紙の広告企画・紙面作成・デザイン提案に従事し、退職前2年間、顧客取引継続率トップを獲得しました。この経験とスキルをより専門的な分野で生かしたいと思いCSO業界への転職を考えました。メーカーではなくCSOに拘った理由は、未経験者に対してMRになるための徹底的な研修制度があること、そしていろいろなメーカーで多くの領域を経験できれば、メーカーMRよりも数倍の成長が遂げられると確信していたからです。

――転職当初の苦労や克服したことをお聞かせください。

T.M.:まず未経験で入社した際、自社の厳しいMR認定試験対策が必要でした。これがその後の「日々自然に学習や知識習得をする」という習慣につながったと思います。クライアント上長と同様に自社上長へも細かな報告・連絡・相談をすることで、的確な指示や今後の取り組みに関する提案をしていただけました。クライアント上長と自社上長が密に連絡を取り合ってくれたことで、両社が一緒になってMR活動をサポートしていくという雰囲気がクライアント内で自然に出来上がっていきました。また担当施設Drや医療スタッフとの面会に自社上長と同行でき、実際の状況を見てもらいながら一緒に施設やDr攻略をすすめることができ、このような経験が、結果的に業績向上につなげることができた要因だと考えています。

――輝かしい業績をあげるまでの道のりとは?

T.M.:1社目のメーカーでは、担当エリアの拠点病院にて担当していた分子標的薬のシェアを逆転させることができました。Drとの関係構築と接触頻度の向上により、多くの情報を把握することで症例獲得に繋がる提案ができたことが実を結んだと思います。しかし基本は、常に勉強が必要ということです。未経験者として最初の難関が認定試験であり、模擬テストや合宿、日々クライアントMRとして活動しながら常に試験勉強をしていました。

MR認定試験に合格してからも、担当する領域の勉強や英語文献を読むことが当たり前になりました。前職との違いは、「動くだけでなく、勉強し続けながら仕事をしないといけない」ということです。しかし、転職後最初の1年間、毎日勉強していたことで、その後も自然に勉強する癖がついたことは大きいです。

――今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

T.M.:希望していた抗がん剤、分子標的薬を担当したことを生かし、今後もコントラクトMRとして、あと数社、がん専門領域に携わる経験が積めればと考えています。その後はMRをまとめるマネージャーとなることが、直近の目標です。

長期的なビジョンとして、MRとしてだけではないがん関連事業を立ち上げたいと思っています。多角的にDrやコメディカルにアプローチできるノウハウを構築できれば、それが新たなビジネスを産むはずです。

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