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ケース27:オンコロジーMR

Y.H.
[プロフィール]
新卒で製薬会社に入社、CNS MRとして3年勤務。2013年3月から外資系オンコロジーMRとして配属。がん拠点病院を中心に地域の中核病院を5軒担当。


――CSOで「オンコロジーMR・プロジェクト」の道を選ばれた理由からお聞かせください。

Y.H.:結婚を機に引っ越しすることになり、希望勤務地に融通のきくコントラクトMRの道を選びました。プライマリー領域のプロジェクトに進むことが決まっていましたが、当時の担当者から私に適任とご提案いただきこの道に進みました。

――専門領域のMRとはどのような仕事ですか?

Y.H.:患者さん一人ひとりの病態に合わせて最善の治療法を提案できる先生のパートナーを目指して活動しています。薬の有効性、副作用だけでなく、併用療法のエビデンスなど自社品はもちろん競合品やがんの疾患そのものについても高い専門知識を身につけるよう毎日必死に勉強しています。また普段から医師だけでなく、スタッフ地域連携室の薬剤師、看護師等に情報提供・収集を行い関係構築に努めています。医療関係者からNo.1 MRと認識していただき、自社品だけでなくオンコロジーのことなら私にとどんな質問でもしていただけるような環境作りに努めています。

抗がん剤を扱っているメーカーはたくさんありますが、領域が多科に渡っているメーカーは少ないと思います。今回のプロジェクトでは消化器・呼吸器・血液・婦人科等多くの領域・分子標的薬に関わることが出来ました。

――専門領域のMRとして難しさを感じることはありますか?

Y.H.:コントラクトMRとして初めてのプロジェクトがオンコロジーでしたので知識不足のまま現場に出ました。明らかに若い私にもドクターから相談される一方でしたが、即答出来ず苦労しました。今も知識獲得のために毎日必死に勉強していますし、オンコロジーMRとして長年活躍されている先輩方に日々ご指導いただき何とかやっています。

――すばらしい評価を得ておられます。

Y.H.:まず担当先病院の潜在的ニーズを掘り起こし、院内薬局と門前薬局を繋ぐ薬薬連携セミナーを実施、社内外で高い評価をいただけました。薬剤指導を病院と薬局ダブルで行うことで患者さんの副作用が減少しました。医師・薬剤師からは、薬薬連携をはじめとした副作用マネジメントの実施で当社製品の治療継続率・副作用発現率が低いことを学会で発表できたそうです。門前薬局さんには薬剤指導しやすくなったと言われました。どのタイミングでどんな副作用がでるかが理解でき、そのタイミングで患者さんに副作用でていないか声掛けできるようになったと感謝されました。メーカーは副作用マネジメントができたことで治療継続期間延長でき、実績がUP、院内でのプレゼンスが向上し、病院No.1メーカーとして認識いただけるようになりました。

――そのような成果をあげることができた、秘訣を教えてください。

Y.H.:まず、県内で薬薬連携の最も進んでいるがんセンターの講演会にKey顧客の薬局長を招聘しました。そのフォローも含め薬局長に自院の抗がん剤副作用マネジメントに危機感を持っていただき、そのタイミングを逃さずにスピード感を持って講演会の企画をしました。

私自身、難しい課題に当たった時や自分ひとりで解決できない場合、周りの人に遠慮なくサポートをお願いしています。それが許されるように日々社内でのコミュニケーションや先輩にできなくて自分にできることは積極的に行っています。

――どんなときにやりがいや達成感を感じますか?

Y.H.:数字が達成できた時、チーム医療の一員と顧客から言われた時、半年スパンで進めていた仕事が思った通りの結果になった時にこの仕事をしていてよかったと思います。シェアは顧客の自分への評価だと思っていますので競合品目で負けたくありません。オンコロジーMRの価値は、単なる製品知識だけでなく疾患や競合品についての知識をトータルで持ち、その患者さんにベストな治療法を提案できることです。最新情報は医師より豊富な場合が多く、その情報は重宝され、他のMRと違い面談を歓迎されることは私の強みです。これからもニーズの高いオンコロジーMRとして、どのクライアント先でもすぐに結果の出せるコントラクトMRをめざしたいと思います。

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