メニュー

MRのためのよくわかる○○○

Vol.8:「病床機能のはなし」

みなさん、こんにちは。特派員のT.T.です。

厚労省の委員会が医療機能別病床数の推計、都道府県別の必要病床数などの第一次報告を公表しました。それによると、現在134.7万床ある一般病床と療養病床について2025年に必要な数は115~119万床程度と言っています。

新しい病床機能別では、高度急性期は13万床、急性期は40.1万床、回復期は37.5万床、慢性期は24.2~28.5万床ほどと推計しています。

一般病床は現在90万床弱ですが、高度急性期・急性期合わせて必要な病床数は約53万床であり、急性期としての生き残りは厳しいようです。

ちなみに、あいまいだった機能別病床の定義も少し見えており、それぞれ1日の医療資源投入量3,000点以上が高度急性期、600点から3,000点未満が急性期、225点から600点未満が回復期というのが目安になるようです。

また、病床稼働率については、高度急性期75%、急性期78%、回復期90%、慢性期92%と想定されています。

これらの数値は、今後の診療報酬改定にも影響を与えるでしょう。医療機関側も、この数値を参考に、今後の方針を作っていくでしょう。非常に興味深い数値が出てきましたね。

執筆:日本CSO協会 特派員T.T.

CSOのサービス

CSOのひと

MRのためのよくわかる○○○