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ケース31:とんがった異業種MR 第12回(出身:通信業界 営業)

M.N.
[プロフィール]
大学卒業後、通信キャリアで電話回線などの法人営業を3年間担当、CSO業界に転じる。現在、内資メーカーのプロジェクトでエリア担当として、エリア内の基幹病院、開業医を対象に主に生活習慣病の薬剤をPR中。2014年年間売上の数々の部門で全国表彰された優秀MR。


――MRになりたいと思われた理由からお聞かせください。

M.N.:前職、通信キャリアでは法人相手の営業でした。営業担当としての仕事は忙しく、大変な時期もありましたが、お客さまとの会話を積み重ね、最適なソリューションが提案できた時、「ありがとう!」と感謝の言葉をかけていただいた時は本当にうれしく、「顧客の役に立つこと」を仕事にできる喜びを感じました。

3年ほど前職で仕事をしましたが、営業の中でも、より専門性が高い業界への転職を考えるようになりました。普通の法人営業ですとどうしても価格などに左右されるところがありますが、もっと自分の知識や経験を生かせる営業をと考え、MRを志しました。MRは女性で、かつ文系の学部出身であっても活躍の場が広がっていることを知ったのも理由の一つでした。

――なぜCSOを選ばれたのですか?

M.N.:MRへの転職を考えた際に、最初はCSOの存在を知りませんでした。メーカーへの転職しかないと思っており、転勤の可能性などに正直少し不安がありました。しかしその後CSOという存在を知り、今後の結婚や出産などのライフイベントの可能性を踏まえると、一つのメーカーに縛られずキャリアを構築していくことができるCSOがベストな選択であると考えました。海外でのCSOの普及率を考えると、これから日本でももっとCSOの間口が広がるとも考えました。

――転職当初はご苦労もあったと思いますが。

M.N.:前職とは同じ営業でもそのスタイルがまったく違うので驚きました。前職では一つの案件にサポートも含めた数人で取り組み、訪問も電話などでアポイントをとってからですが、MRは朝、卸稼動に向かい家に帰るまでの全てが自己責任です。訪問計画を立て、市場を分析し、ドクターニーズを考え…と効率よく繰り返さなくてはなりません。

特に、配属されてすぐに新薬の発売があったため、既存の採用先をフォローしながら新しい見込み先を開拓していかなければならず、一日の時間の使い方に初めは非常に苦労しましたが、訪問すべき得意先のリストを細かく整理していき、少しずつ効率のよい訪問ができるようになってきました。

ドクターとの関係性においては、特に開業医では診察後などの短い時間に、疲れている中わざわざ時間をとっていただいているという意識を常に持ち、一回の訪問にかならず目的を定め、漫然とした面会にならないよう、自分にしかない価値を付加できるよう努めました。

――コントラクトMRとしてすばらしい業績を収めておられます。

M.N.:クライアント内で2014年には最重要品目売上で全国4位、全品目のグロスでは全国7位でした。同年に発売した生活習慣病分野の新薬では年間売上全国3位という結果で表彰していただきました。

――輝く業績を出せるようになった秘訣は何ですか?

M.N.:社内での研修に加え、担当SVが細かくフォローしてくれたことが大変心強かったです。WEB会議を使っての面談などや電話などで気軽に相談できる環境があり、クライアント先にはないツールなども提供してもらい、稼動に役立っています。

――今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

M.N.:私自身、まだ3年ほどのキャリアですが、今後も長くMRとしての仕事を続けていくことを考え、より専門的な領域でのプロジェクトも経験してみたいと考えています。そしてCSOでの活躍を目指す女性MRの手本となれるような活動ができればと思います。

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