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MRのためのよくわかる○○○

Vol.21:「医療ITの最新の話題」

皆さん、こんにちは。特派員H.T.です。
皆さん、「国際モダンホスピタルショウ」をご存知でしょうか?

「国際モダンホスピタルショウ」は、保健・医療・福祉に関する国内最大規模の総合展示会で、医療環境設備・機器、医療機器・
材料、看護・介護・保健関連機器、医療情報システム等幅広い分野から最新のハード・ソフトを一同に展示・実演するイベントです。毎年1回開催されており、2016年は7月13日(水)~15日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。

この展示会は、病院や診療所・介護施設等の理事長・事務長・医師等がたくさん集まります。特に賑わっていたのは医療ITのコーナーでした。富士通株式会社や株式会社日立製作所、富士フイルムメディカル株式会社など、医療機関で用いられるレセプトコンピューターや電子カルテ、医事業務の効率化支援のシステムなどの最新版がずらりと並ぶその一角は、毎回この展示会の目玉です。

各社のブースでは、医療機関のIT担当者がスタッフにたくさん質問し、名刺を交換し、商談のアポイントメントをもらっていました。いまや医療ITは私たちMRの想像以上に医療機関に深く入り込んでいることが非常によく分かりました。

また、医療ITで今年から目に付くようになったのは、「地域医療連携のITネットワーク」「患者さんが入院中に身に付けるウェアラブルデバイス」「人工知能(IBM Watson)」でした。

「地域医療連携のITネットワーク」は、3年ほど前までは上述の3社を含む大手医療IT企業だけが展示していましたが、今年は中小の医療IT企業も地域医療の連携を支援するネットワークを展示していました。競合が増えることでどんどん価格が安くなっていくことが想像されます。これは施設間・Dr間での患者さん情報の共有が進むことを意味します。ネットワークが地域医療を推し進める一助となっているのは間違いありません。

「患者さんが入院中に身に付けるウェアラブルデバイス」は、バイタルデータを随時得られる、患者さんがどこにいるかがわかること
などをアピールされていました。入院患者さんへの看護の効率化につながるようです。

「人工知能(IBM Watson)」は、とくにがんの臨床研究に用いられているようです。がん治療の効果や副作用の予測などに役立って
いるとのことでした。

国際モダンホスピタルショウは、来年は7月12日(水)~14日(金)の日程で東京ビッグサイトにて開催されます。事前に参加登録
しておくと無料で入場できます。興味がある方はぜひお出かけください。

執筆:日本CSO協会 特派員H.T.

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