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Vol.37:「トップが語る」
― 第4回 ACメディカル株式会社 代表取締役副社長 昌原 清植 氏 ―

ようこそ日本CSO協会のホームページに。ご来訪いただけましたこと、心より感謝申し上げます。

CSOビジネスが日本で開始されて約20年、また、日本CSO協会が設立されて約7年が経とうとしています。このビジネスが始まった頃は、アメリカのベースボールで例えると、製薬企業に勤務するMRはメジャーリーグで、CSOに所属するMRはマイナーリーグでプレーする選手のようなイメージでした。しかし、ここにきてコントラクトMRの存在もメジャーのレベルに追いついていると認知され、市民権を獲得したように感じております。これはひとえに、CSO業界に関わってこられた協会加盟会社の皆さま、医薬品業界のすべての皆さま、そしてクライアント企業への貢献を通じて患者さんのお役に立ちたいと努力し続けたコントラクトMRの皆さんのおかげです。心より感謝を申し上げたいと思います。

さて、近年日本はMR数が減少している傾向にあります。欧米では半減したというショッキングな情報も伝わってきています。それでは、日本も今後、MR数が半減するのでしょうか?

私の答えは「NO」です。そもそも、日本のMRと海外のMRとではその役割が異なります。日本のMRは営業という側面はあるものの、チーム医療の一員として医薬品の適正使用の一翼を担っているのです。そのような意味では、患者さんのお役に立てないMRは淘汰されてしまうかもしれませんね。

昌原副社長

昌原副社長

個人的な話になりますが、私は5年前に大病を患いました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ご関心がおありでしたら私の闘病記(「昌原 闘病記」で検索してみてください)をご覧ください。患者になってみて強く感じたのですが、MRの仕事はとても重要です。患者さんが病気と向き合う中で、心の準備や戦う勇気を与えてくれるのが治療計画や医薬情報なのです。

私自身、数多くの副作用を経験しましたが、その都度、医師や医療スタッフの皆さんの適切なご対応に助けられました。MRは医師に医薬情報を伝えて処方を獲得することが仕事ではなく、その先にいらっしゃる患者さんに安心して医薬品を服用していただくため、医師を通じて適正な医薬情報を患者さんに伝えることに貢献することが仕事なのだと改めて強く感じました。

最近、オンコロジー領域で著名な先生と仕事をご一緒させていただく機会を持ちましたが、その先生は、「MRの皆さんにももっと勉強してもらわないといけない。やはり医療人としての一翼を担ってもらいたい。育薬というのは医師・患者・MR(製薬企業)が一緒になって取り組まないと、前に進んでいかない」とおっしゃいました。私自身MR経験があり、また現在MRに関わる仕事をしている者として、この言葉を聞いた時には涙が出るほど嬉しかったです。この時ほどMRの仕事に誇りを持てたことはありませんし、改めてMR育成に対する使命を感じた次第です。

もちろん、MRは直接患者さんを診ることはないですが、医師・看護師・薬剤師の皆さんとのディスカッションの中で、その先にいらっしゃる患者さんの立場に立った情報提供を心掛けることで、その存在意義は随分高まるのではないかと思っております。これからも、自らが扱っている医薬品の特性が患者さんにどのように貢献できるかを考えて活動するコントラクトMR育成を通じて、CSO業界の発展に寄与したいと考えます。

医師から信頼を勝ち取ることができるMRになって、医薬の一翼を担っていきましょう!

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