メニュー

CSOのひと

ケース43:コントラクトMR体験記 第11回(現職:トレーニング部シニアトレーナー)

NO IMAGE_01

これまで積み上げてきた経験を後輩につなげたい

インヴェンティヴ・ヘルス・ジャパン合同会社
J.Y.

[プロフィール]
大学卒業後10年間水産系食品会社に勤務した後、大手CSOから製薬メーカー(2年)を経て現職。CSOではMR8年、MSL2年、マネージャー2年、マーケティング1年と幅広い経験を積み、現在はCSO本社のトレーニング部にてシニアトレーナーを務める。


――現在の業務についてお聞かせください。

J.Y.:CSO本社のトレーニング部門に在籍しています。今までの経験を活かし、疾病・製品研修、ディテーリングスキルなど後輩MRの教育・指導を行っています。

――前職では?

J.Y.:新卒から10年間、水産系食品会社に勤務し、工場~営業~仕入れ業務と様々な業務を経験しました。工場勤務時代は製造の難しさを知り、営業職時代は工場で得た製造の知識をベースに売るためのテクニックを多くの先輩から教わりました。仕入れ業務を通じては、製造から流通までトータルに理解することができました。ただし、当時、この業界では経験則でものを考えて活動することが多かったため、個人的に市場分析やエリア・マーケティングなどのロジカルに考える知識の不足を感じていました。

――なぜCSO業界に転じようと?

J.Y.:理学療法士をしている妻を通じて医療業界に興味があり、転職を考えていた2000年代初頭は初回勤務地の希望もある程度考慮いただけたCSO業界は魅力的な選択肢の一つでした。また、30代半ばでの異業種からの転職でしたので、将来を見据えると、製薬メーカーよりもCSOの方がより多くのチャンスがあると考えて、最終的にCSOを選びました。

――コントラクトMRとしての活動を開始した当初、戸惑いはありませんでしたか?

J.Y.:当時、コントラクトMRに対する認知度は今ほど高くはなく、少々肩身が狭いという雰囲気がありました。担当になった病院は未訪問先が多く、引継ぎもほとんどありませんでしたので、訪問当初はよく怒られたことを思い出します。半年程経ち、仕事に慣れてからは特に戸惑うことはありませんでした。

――コントラクトMRとして結果を出すために、取り組まれたことはありましたか?

J.Y.:コントラクトMRとして活動する中で、常に考えていたことが3つあります。1つ目は、最初の6ヵ月間で医師、医療スタッフ、病院関係者に加えて、クライアントの皆さんとの信頼関係を徹底的に作ること。2つ目は、新しいことへのチャレンジとして営業所の課題を探してフォローし、解決のための情報発信源となること。3つ目は、基本的にプロジェクト期間の延長を前提にせず、限られた期間で成果を出すことにフォーカスすることです。この3点を着実に実行したことで、コントラクトMRとしてだけではなく、コントラクトMSL、コントラクトマーケティング担当者としても同様に業績を上げることができたと思います。

――今後のキャリアビジョンをお聞かせください。

J.Y.:製薬メーカーのメディカルアフェアーズやマーケティングに所属して活動した経験を持つコントラクトMRは数少ないと思います。私が培ってきた幅広い経験を、今後コントラクトMRとして活躍していく後輩たちに教えていきたいと思います。個人的には、リーダー研修などスキル系の講義を多く扱い、更にいろんな経験を積み上げていきたいと考えています。

CSOのサービス

CSOのひと

MRのためのよくわかる○○○