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MRのためのよくわかる○○○

Vol.42:「交通違反削減・車両事故防止」対策

今月は、「MRのための」シリーズを拡大して、「MR、マネージャー、サポートスタッフのための」よくわかる交通違反削減・車両事故防止対策についてお届けいたします。

医薬品業界はワースト業界?

自動車安全運転センターの集計によると業界別にみた場合、14業種中「薬品関係」は物損事故発生率ワースト2、交通違反発生率ワースト3だそうです(平成24年から26年の3年間の集計)。
これは近年の若者の車離れからくる運転技術の未熟さと相まって、アポイントに追われるなか焦って運転したり、次の医療機関で何を話そうかと考え事をしていることなども一因とされています。
日本CSO協会の調査では、事故の発生場所トップ3は駐車場(全体の47%)、一般道(34%)、交差点(11%)で、事故のタイプとしては自損(47%)、対自動車(37%)、対バイク・自転車(6%)の順となっています。

日本CSO協会の取り組み

当協会では設立当初より、人事・教育運営委員会が中心となって、MR活動に不可欠な営業車両の安全管理体制を強化。コントラクトMRの安全確保とお客様からの信頼向上、そして何よりも命に関わる「医薬品」「医療機器」等を扱う社員全員が、「人を傷つけない」「交通法規を含めたコンプライアンス意識の向上」という想いを共有・実践することを目指し、「交通違反削減・車両事故防止」を重点活動の一つとして取り組んでいます。

交通違反削減・車両事故防止における主な取り組み

交通違反ゼロキャンペーン

その一環として、加盟各社の共通目標である「交通違反はゼロで当たり前」という企業文化を定着させるため、今月には第7回目となる「交通違反ゼロキャンペーン」を実施いたします。
本キャンペーンは、運転者自身の意識によって「即ゼロ」とすることが可能な3項目にフォーカスし、さらなる意識徹底とともに他の違反削減や事故防止に繋げることを目的に、2015年より年2回(6月、11月)、継続しているものです。

「”違反がないのが当たり前”の文化」で、有責事故36%削減

業界を挙げての取り組みによって、昨年は有責事故36%削減という結果に繋がっています(対2014年比)。

”3ゼロ"キャンペーン

この背景には、バックモニターの導入や自動停止装置などの車両自体の進歩や、ドライブレコーダー・テレマックスなど安全運転を意識させる装置によるものもありますが、一番の要因は、コントラクトMR一人ひとりの意識とマネージャー、スタッフの指導・支援を通じて、「違反がないのが当たり前」という企業文化が各社の中で根付いてきていることが大きいと考えています。

また、コントラクトMRへのサンプルヒアリングからは、協会全体で切磋琢磨し合っての取り組みという緊張感も、大きな後押しとなっていることが示されています。プロジェクトサポート部門のスタッフからの「キャンペーン中だからいつも以上に気を付けようネ!」という声掛けが心に響いたという回答も多くありました。
今後も、運転者であるMRはもとよりマネージャー、スタッフが一体でさらに意識を高め、プライベートでの運転を含めて「365日交通違反削減・車両事故防止」に取り組んでまいります。

事故防止のための3ポイント・アドバイス

最後に、これまでの取り組みから、事故の中で最も多い駐車場での自損、他の車両への接触防止策として、「今からできる3つのポイント」を共有させていただきます。
ごくごく当たり前のことばかりですが、「事故がないのが当たり前」を実践していくうえで、皆さまの一助となりましたら幸いです。

<駐車場での自損、他の車両への接触事故防止の3つのポイント>
1.余裕を持った訪問計画:駐車場であせらない
2.バックで入庫:前向き駐車するとバックで出庫するため操作ミスに繋がる
3.直接目視:少しでも不安に思ったら、車を降りて状況を確認

毎月第4金曜日の定例会で、各社委員がディスカッション

毎月第4金曜日の定例会で、各社委員がディスカッション

 

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